2012年5月 5日

シュプールの間取りの謎

 初代『かまいたちの夜』をプレイし直していたのだが、ふと、ペンション "シュプール" の間取りに疑問が沸いた。
 間取り検証なんて、このご時世、ネットのどこかで誰かがやってるだろう……とググッてみたが、
 意外にも見つからなかったので、仕方なく自分で検証してみることに。
 ゴールデンウイークに何やってんだろと思わなくもないが……。

 かまいたちの夜 公式ファンブックかまいたちの夜 完全攻略本にはシュプールの間取りが掲載されているのだが、
 2つとも微妙に違う間取りになっている上、ゲームをやっていたら「これはおかしいだろ」と感じるものだった。
 そこで、「完全攻略本」のほうには本物の図面さながらに描いてあったので、それを元に自作してみた。
 では、1階から見てみよう。


シュプール1F


 正直、かなりツッコミどころがある。
 まず、食堂に入るドア付近の謎のカウンター。ゲーム中で確認する限りでは、こんなものはない。
「フロントのつもりなのか?」と思ったが、フロントは階段の下に作られているはずだ。

 次に、フロント横の廊下。


ドア数


 この画面写真を見るに、左側にはドアが4つあるが、この間取り図では明らかにドアの数が合わない。
 あと、突き当たりは直角ではなく、やや斜めになっている。
 さらに、裏口は廊下の突き当りにはない。


小林夫妻の部屋


 次に、小林夫妻の部屋の扉。
 フツーに考えて「ここの廊下、狭すぎないか……」と思わなくもないが、そこにはまあ目を瞑るとして、
 次の写真を見てほしい。


katou


 これは小林夫妻の部屋で死体を発見した後の画面写真。小林夫妻の部屋の中から見た様子だが、
 さっきの写真と見比べるとドアノブが逆であることが分かる。
 やべえ、今まで全然気付かなかった……。

 ほかにも細かい点を挙げだしたらキリがないのだが、できるだけゲーム中の間取りに近づけてみたのが、↓の間取り図。


シュプール1F


 談話室まわりを忠実に作ると、先の間取り図では実際より広すぎることが分かるので、かなり縮小。
 それに伴って地下室がホントに狭くなってしまっているが、地下なので、この図よりもやや上へハミ出していてもおかしくはない。

 フロント横の廊下はドア数に応じて作ってみたが、スタッフルームが狭すぎることと、下側のスタッフルームが逆に巨大すぎるという問題がある。

 ゲーム中の画面写真ではスタッフルームとして二段ベッドが置かれた部屋があったが、
 俊夫さんとみどりさんが如何にラブラブとはいえ、同室の二段ベッドで暮らしているのはちょっとどうかと思うので、
 上側のスタッフルームを使っていると思われるが、ちょっと部屋が狭すぎる。
 とにかくドア数が多すぎることで、間取りの謎が増えてしまっている。


 次は、2階へ。


シュプール2F


 まず、階段横の吹き抜けがない。
 あと、ゲーム中の画面写真によると、すべての客室は扉が向かい合わせになっているので、扉の位置も若干おかしい。
 各部屋の、ユニットバスの位置も全然違う。
 香山夫妻の部屋の扉は階段を上がって正面に近い位置にあり、透と田中の部屋の正面にも扉があるはずなので、
 そもそもの部屋数の帳尻も合わなくなってくる。

 おまけに、OL3人組の部屋もおかしい。
 ゲーム中では透の部屋と変わらない間取りだが、それだとそもそもベッドが2つしかないわけで、
 OL3人組ハードレズ説まで浮上してしまう。
 こういう宿泊施設は大抵、3人部屋があるので、OL3人組の部屋は3人部屋のはず。

 というわけで、調整したのが↓の間取り図。


シュプール2F


 部屋数を8から9に変えるという暴挙に出たが、このほうが矛盾が少なくなる。
 しかし部屋内を忠実に作ると、ご覧の通り、謎の黒い部分が出現する。
 建築上、あまりにも無駄なスペースすぎるので、なんとか納得のいく答えが欲しいところだが……


透の部屋1


 これは序盤で、透をマッサージしている真理。この画面写真を見る限り、
「ゲームでは見えないけど、真理の背後に実はちょっとスペースあるんじゃない?」と思っていたのだが……


透の部屋2


 全部屋の間取りが同じとすると、この画面写真でスペースある説は消えてしまう。
 壁だ。ただの壁だ……。

 OL3人組の部屋はムリヤリベッドを1つねじ込んだが、ゲーム中、この部屋の奥のほうは描写されないため、
 これで合ってる可能性はある。

 でも黒い部分の説明がつかない以上、せっかくチマチマと作ったこの間取り図も説得力に欠ける。
 小林オーナーがド変態で、黒い部分は隠し覗き部屋なら辻褄は合うのだが……。


 まあ、このゲーム、容量を抑えるためか、部屋内の写真などの似ているものは極力同じ写真を使いまわしているので、
 こういった矛盾はどうしても出てくる。
「でも、やっぱり辻褄合わせたいじゃん!」という一心でゴールデンウイーク潰してひとりで検証してたわけだが、
 小林夫妻の部屋のドアノブが逆なのは、ちょっと無理です。
 だいたい、地下室以外は実在するペンション "クヌルプ" を撮影して作ったはずなのに、
 なんでこんなワケのわからない矛盾が出るのだ。

 嗚呼、容量にも困らなくなった今、こういった矛盾を完全調整した『真かまいたちの夜』がやりたい。
 もはやサウンドノベルからも脱却して、3Dで構築されたシュプール内を主観視点で走り回りたい。
 登場人物が全員リアルタイムで動く中、『メタルギアソリッド』みたいに隠れまわりながら殺人犯と対決したい。
 スパイ編とか完全にTPSにできるよ。あ~、ユニットバスの天井を通って隣の部屋とか行きてぇ~。



2012年4月30日

PS3/PS Vita『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』DLC「みゆきとサトミ編」レビュー

omori


 本編に登場するみゆきと沙都美の、看護学校時代の話。
『真かまいたちの夜』の各シナリオの執筆担当者は一部明らかにされていないが、
 このシナリオは我孫子氏によるものと明言されていたので、期待は高かった。しかし……。


 ■謎のシステム面

 まず、全編音声ドラマにする必要性が全く分からない。
 文章が表示されないため、常に耳に意識を持っていないと話が把握できなくなる。

 通常のサウンドノベルは、別にボイスを聞かなくてもいいし、ページが進む前にちょっと立ち止まって、
 内容を再確認してから自分のペースで次のページに行ける。
 適当にボタン押しすぎて次のページに行ってしまっても、ログの読み返しもできる。
 何か用事があれば、そこで止めといてしばらく放置もできる。

 しかし、みゆきとサトミ編では1章ずつがノンストップで読み返しができない。
 いや、正確にはできるのだが、選択肢表示中と、章の区切りだけ。
 選択肢か章の区切りまで進まないことには一時停止もかけられないのは心底参った。

 唯一、PSボタンを押すことでPS3の本体メニューは出せるが、音声は止まらず流れ続ける。
 しかもこの状態で選択肢の箇所まで進んでPSボタンを押してメニュー解除すると選択肢が表示されず、
 フリーズしたのと同様の状態になる。しばらく放置することで元には戻るが……。
 おそらく、PSボタンを押してからの時間をカウントしておらず、音声が流れていたのと同じ時間が経過すると進むのだろう。

 あえて音声ドラマにすることでプレイヤーからコントローラへの意識を離し、
「どこかで隠しコマンドでも入れたら何か起こるのか!?」と思ったが、何もなかった……。


 ■誰得ストーリー

 話のほうも、キャラの掘り下げをしたかったのかもしれないが、内容があまりにも生々しいというか、
 実写ドラマにありそうな雰囲気が目に見えるようで、
「『かまいたちの夜』シリーズのサブシナリオのひとつとして、こんな話をやる意義はあるのだろうか……」と思ってしまう。

 ゲーム中のみゆきと沙都美からは想像もできないほどシリアスな話で、
 どちらかというと「知りたくはなかった、あの人の素顔」みたいな印象。
 個々のキャラクターに関しても、あくまでゲームキャラとして受け止めていたみゆきと沙都美が
 嫌な意味でリアルに描写されているため、「こ、この掘り下げ方は違うのでは……」という違和感が拭えなかった。

 なんというか、みゆきと沙都美が親友となるまでのハートフルストーリーという印象を植え付けたいのかもしれないが、
 みゆき完全に利用されてないか、これ。あと、沙都美の窮地は何もかもが自業自得すぎる。
 出会った頃の沙都美が異様につっけんどんな態度なのも謎だ。


 終盤ではある事実が明らかになるが、その判明だけでこのシナリオを持たせようとしているのも残念だった。
 序盤から「夜間、沙都美は誰と話しているのか?」という謎が提起されるが、
 みゆきが「電話にしては、相手の言葉を待つときの無言時間がない」ということに早々に気付いてしまっているため、
 プレイヤーにも真相が想像しやすい。これは描写するべきじゃなかったんじゃないかな……。


 ■総評

 少なくとも、このシナリオを読み終えることで沙都美に良いイメージを持つ可能性があるのは女性だけだと思うし、
 女性でも全員が全員、そうは感じないだろう。
 看護学校時代に起こった別の殺人事件で、親しくもなかった2人がピンチをキッカケに親友となった……みたいな話のほうが、
 このゲーム的には良い作用を起こせたんじゃないかなと思う。
 ピンチの乗り越え方も、おとなしいけど頭脳明晰なみゆきと、派手で行動派の沙都美のいいとこが発揮できるような感じで。
 ……ベタだけどね。


 DLC商法については最後にまとめて書きたいが、これは正直タダでも見たくなかった話だった。
 制作時はすべてのシナリオを一気に作って、どれをDLCにするなどは明確に決めていなかったと思うが、
 DLC化することで、「金を出してこの話を買ったのだ」という意識がプレイヤー側に発生してしまい、
 このシナリオの負の印象が余計に増している。

 確か我孫子氏が自身のツイッターで「自分の書いたシナリオがDLC扱いになっているとは知らなかった」
 というようなことを書いていたので、どのシナリオをDLC化するかはチュンソフトが勝手に決めた可能性が高い。
 しかし、適当に決めたのではなく、話の内容を見て決めたのだとするなら、チュンソフトの判断は正しかったんじゃないかと思う。
 もしこのシナリオがソフトに入っていたら、『真かまいたちの夜』全体の評価にとってはマイナスにしかならなかった気がするから。


 ■関連記事

  ・PS3/PS Vita『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』レビュー
  ・PS3/PS Vita『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』DLC「混浴編」レビュー



2012年4月29日

PS3/PS Vita『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』DLC「混浴編」レビュー

omori


 時期を3か月ほど逸したけど、ホラ、いい感じにクールダウンする必要もあるじゃん?
 とか言い訳して寝かせておいた『真かまいたちの夜』のDLC。
 現在、5月30日までの期間限定で値下げされてるらしいので、
「中古で安くなってそうだし、ゴールデンウイークに『真かま』やるかー!」という奇特な……
 ……いや、ミステリー好きな人に、紹介を兼ねたDLCレビュー。
 ていうかこの機会を逃したら絶対レビュー書くの忘れると思った。あと、DLC買うの待っとけば良かった……。

 というわけで、すべてのDLCシナリオについて一気に書いたり、以前のレビューに付け加えたりすると
 全体的に鬼のように長くなりそうなので、個別に。まずは混浴編。
 シナリオについて若干ネタバレしているので、ネタバレダメゼッタイな人は流しチラ見でヨロシク。


 男湯に入ったつもりの主人公。
 しかし、こっちが間違えたのか向こうが間違えたのか、沙都美とみゆきが入ってくる……というところから始まるお話。
 こういう状況の場合、どっちが間違っていようと男が圧倒的に不利なため、
 湯気と泡で頭・胸・脛毛を隠して、無言で女になりすましてやり過ごす……というシチュエーションは本編より緊迫感がある。


katou
収納棚に隠れて、脱衣所で交わされる会話を盗み聞きする主人公の図。もちろんボイス有り。
沙都美は本編でも「~なのお?」と語尾に「お」をつけて伸ばす喋り方なのだが、
このシーンに限っては期せずして加藤鷹みたいになってて、ちょっと笑ってしまった


 しかし、いざ沙都美と並んで体を洗い合いっこし始めると、沙都美が自分の胸を使って主人公の背中を洗い始めるなど、
 完全に痴女スレスレのレズ状態。こっちは見ず知らずの女だと認識されているはずで、初対面で何も知らない女にここまでするか!?
 でも、いいよいいよ。「ホモが嫌いな女子なんかいません」という名言があるが、レズが嫌いな男もそうそう居ないよ。
 世の中、やらしいに越したことはないよ。


omori
メガネを外しているのでよく分かってないみゆきに対して、裏声で女になりすまして対応するオーモリ。
大きなリボンは好きなアニメにまつわるアイテムらしいが、
巨大リボンは『1』の「Oの喜劇」を意識してのものだろうか……。


 胸を触られそうになるが、なぜかオーモリがたまたま持っていたシリコン製のプニプニ物体を両胸につけることで危機を回避する主人公。
 しまいには女性キャラ全員入ってきて、やらしい声出しながらお互いに体を洗いっこするという異様な状態に。
 ラブコメ的なちょいエロピンチというシチュエーションは方向性としては良かったと思うが、
 後半は話そっちのけで「エロいボイス出しとけばいいだろ」的な流れになってしまっているのは残念。
 まあ、こういうエロコメのお約束、最後は結局バレるのだが……。


待っちくび
シリコンが胸から外れてバレた後の主人公の発言。
オヤジギャグにしか見えないが、なんか一周まわって面白く感じてしまった


 ただ、バッドエンドは秀逸だった。
 男湯だと思って入ったのに、沙都美とみゆきが入ってきたものだから、腰にタオル一枚姿で脱衣所から脱出。
 そのまま自室へ直行するも、鍵を脱衣所に忘れてきて、腰にタオル一枚姿で廊下で立ち往生。寒さから来る冷えにより便意を催す。
 そこへ対人苦手な雪乃がやって来て変態と間違われ、なぜか全身に生卵をぶつけられる。よろめいて倒れ、雪乃を押し倒す姿勢に。
 何の騒ぎだと集まってきた宿泊客に、全身生卵まみれになった状態で雪乃に襲い掛かっているように見られる。
 満を持して、便意が爆発。公衆の面前で脱糞してしまう。
 とんでもないドタバタ劇の末の、実際に起きたら一生もののトラウマ確実の悲惨なオチは、初期の「こち亀」並。


 あともうひとつ、脱衣所で「どう? うらやましい?」と、なぜか贅肉を自慢するオーモリに対して「うん」を選ぶと……


niku
「なんでやねん!」的な選択肢かと思ったのだが……


mochi
「どう?」「すごく……モチモチです」


hitomi
お前は何を言っているんだ


uho


kankei


homo


hana
開いちゃった


unedori
雀の鳴き声をBGMに迎える朝。これは……


end
~HAPPY END~


 まさかの展開、まさかの朝チュン。チュンソフトだけに。
 本当に「ハイ、終わり」な淡白バッドエンドが多かったこのゲームなので、不意を突かれて一番面白く感じたバッドエンドだった。
 この選択肢自体もすごく自然だったため、思わぬ結果になって「まさかこんなことに」感が出ているのも良かった。

 もう、これがこのシナリオのベストエンドでいいだろ……と思ったが、バッドではない、ちゃんとした結末のほうが
 バッドエンドのような終わり方だったので、他のシナリオ同様、やはり結末の作り方には不満が残る。

 沙都美やみゆき、他の女性キャラが続々と入って来るのは、なぜなのか? 単に主人公が本当に間違えたのか?
 と考えたとき、"誰が何をしたのか" 、納得いく答えは、ひとつしかない。そこまでは予想できる。
 でも、「主人公がなぜそんな目に遭わなければいけないのか」といった理由や、
 女ではないことがバレて非難されて……"それから、どうなる?" といった部分。
 読み進めながら、おそらく大半のプレイヤーの興味は、そこに向くんじゃないだろうか。話のシメに対する期待というか。
『1』でいうなら、最後の一文が表示されて、BGMスタート→画面フェードアウト→スタッフロールまでの、あの余韻というか。

 その部分に対する期待に関しては他のシナリオ同様、「あれ? これで終わりか」と肩透かしを食らった感は否めない。
 長い文章を読んだ後の最後の一文って、やっぱり重要。
 って、ピンクシナリオにマジレスする俺、超カッコ悪い。

 シルエットの使い方も今ひとつだった。
 尻をこねくり回して誘うみどりさんを見た後じゃ「もっとエロく見せられただろう……」と、ちょっと残念。


hadaka
扉を上手く使って隠しているアングル。
お前らシルエットだから隠す必要ないだろうがァァァ!


satomi
バレた後、ボコボコにされる主人公。この沙都美のハイキック時、
「あ、これ正面から見たら見えてるな」という意味で、このシルエットが一番エロかった


 総合的に見るとエロさは弱いのだが、本編クリア後に出現するオマケシナリオのひとつとしてなら、納得のデキ。
 最初からゲームに入っていれば全体としての評価を少し上げるシナリオになっただろうに、
 別売りにしてしまったことで、「本編をやった結果、DLCを買わなかった人」にプレイしてもらえず、
 結果的に『真かまいたちの夜』の評価を下げる一因になってしまっている気がする。
 このゲームに限ってはホント、DLC商法は大失敗だったと思う。

 でも、この混浴編で、ひとつ確実な不満がある。
 おさわり選択肢どうしたよ……。


 ■関連記事

  ・PS3/PS Vita『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』レビュー
  ・PS3/PS Vita『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』DLC「みゆきとサトミ編」レビュー



2012年4月27日

画面写真を撮ることに重きを置いた場合の、Wiiの映像出力検証

 ゲームの映像に関する話題続きで恐縮だが、WiiをHD画質に引き上げる怪しげなアイテム、Wii2HDMIを購入したので、
 今回は「Wiiの画面写真をキャプチャする際、何がベストか?」を追求してみたい。

 この商品についてはもう散々各所で語られていて、関連記事やブログは腐るほどあるんだけど、
 そのほとんどが、モニタに映したものをデジカメで撮影するスタイル。
 そりゃ、大半の人の目的は「ゲームするときの画面の見た目」なんだから仕方ないっちゃ仕方ないんだけど、
 モニタの色映りなんてのは千差万別で、そのモニタの明るさ・コントラストがどうなってるか分からないし、
 いくら接写しても、実際の映像の微妙な色味や加減は判別できない。
 比較対象も、S端子やD端子ならまだしも、なぜか今時コンポジットと比べてたりして、
「商品をよく見せるための大人の都合満載記事か!?」と思わなくもない。
 なので、キャプチャ機器を通した場合の映像データが欲しかったのだが……結局自分で買って確認するハメになった。

 現在メインで使っているキャプチャーボードPV3はD端子しかないため、
 ドリキャプで、S端子、D端子(コンポーネントに変換)、S端子→HDMI変換、Wii2HDMI、の計4パターンを撮影し、表にまとめてみた。
 PV3によるD端子画像も併記しているが、PV3でWiiの画面写真撮影をすると必ずアスペクト比がおかしくなるので、
 掲載している画像は比率だけ調整している。
 一番右はバーチャルコンソールのFF3の画像。レトロゲーはまた映り方が違うので、参考にでも。
 
 以下の表をクリックすると、それぞれキャプチャ時のままの状態の画像が、最大サイズで表示される。

  4:3 16:9 FF3(バーチャルコンソール版)
S端子 S端子_4:3 S端子_16:9 S端子_FF3
D端子 D端子_4:3 D端子_16:9 D端子_FF3
PV3(D端子) PV3_4:3 PV3_16:9 PV3(D端子)_FF3
S端子→HDMI S端子→HDMI_4:3 S端子→HDMI_16:9 S端子→HDMI_FF3
Wii2HDMI Wii2HDMI_4:3 Wii2HDMI_16:9 Wii2HDMI_FF3

 結論としては……

  ・画像の精密さでいうならD端子がリード。でも最大キャプチャサイズは小さい。
   キャプチャソフトのウィンドウサイズを倍にしてFrapsなどの画面写真撮影ツールを使えば、大きい画像を撮ることは可能。
   その場合、Wii2HDMIと大差はない。

  ・S端子→HDMIコンバーターが意外に健闘。Wii2HDMIと、ほぼ同じ?
   HDMIケーブルは安いので、とにかく総合的に安く済ませたい人はWii2HDMIがベストか。

  ・PV3とドリキャプでは、D端子→コンポーネント変換を使ったドリキャプのほうが画質はクッキリする
  (PV3は、ほんのりアンチエイリアスがかかっているように見える)


 レトロゲームに関してはどれも発色が良くないが、フォトショップ先生でいろいろいじってみたところ、
 S端子の異様な暗さ以外はどれも普通の明るさに調整できた。
 ドリキャプのS端子キャプチャはどうも画像が暗くなりがちなので、ドリキャプでレトロゲームのキャプチャを考えるなら、
 S端子→HDMIコンバーターを使うのがベストだろう。

 Wii2HDMIは類似品が出まくっているのだが、中には「480pを拡大してるだけ」というものや、
「1080pまで対応と書いてあるが、実は720pまでしか対応していない」
「小さな穴が開いていて、その中に720/1080p切り替えボタンがあるとの事だが、実は穴が開いてるだけで中にボタンなどない」
 など、なかなかいい度胸をした品物も出回っているようなので、購入の際は心底困った。

 一応、これは大丈夫だったが、上で見たように、劇的な変化があるわけではないので、
 すでにD端子でキャプチャ環境を整えている人は、そのままでいいんじゃないかという気もする。
 キャプチャ関係なしに大型のモニタで遊ぶ場合だったら、Wii2HDMIは言われてるほどひどくはない……のかな。

 720p/1080p切り替えも試してみたが、ドリキャプが1080pには対応していないため、撮影ができなかった。
 切り替え時、画面左上に「720p」「1080p」と表示されることや、1080pに切り替えたときだけドリキャプでキャプチャできなくなること、
 モニタに繋いだ場合は720p/1080p両方映ること……などから、少なくとも内部ではちゃんと切り替えは行われているようだ。


 撮り終わってから思ったけど、もっと画面がカラフルなゲームでやれよって話ですな。



2012年4月26日

D端子「その程度か……? では行くぞ」

 フォトショップという力技により、ゲームキューブ用D端子ケーブルとS端子→HDMIコンバータ別に要らなかったんじゃ説が浮上、
 俺の心と財布に大きなダメージを与えていったのだが、ふと、D端子の微妙に暗かった画像に
 フォトショップのお手軽初心者機能「自動レベル調整」をかけてみると……


 pri_p_cho


 こ、これは……。まさに、これを求めていたというレベルの仕上がり。
 フォトショップ先生が、いろんなものを過去にしていく……。


 pri_p_cho pri_s_cho


 S端子のほうもレベル調整を施してみた。右が、それ。
 どちらも明るくはなったが、右は、白がまだ完全な白になっていない感がある。キュアホワイトのことではない。
 手動で細かく調整していけばもっとマシにはできるだろうが、一発調整でこの仕上がりという点で、D端子が一歩リードか。

 それに、こうして初めて気付いたが、キュアブラックの服装は濃いグレー地に黒色の皺がある。
 今まで色が潰れて黒一色にしか見えなかったが……。

 ここへ来てD端子が潜在能力を解放した感じだが、あまりにも端子端子書いてたから、なんか女キャラに見えてきた。
 D端子は絶対ツリ目だと思う。コンポジットはドジッ子で、姉のコンポーネントの足を引っ張ってばかり。
 D-sub15ピンは熟女で、叔母のDVI-Dと一緒に、若い子(HDMI)を餌食にする算段ばかりしてる。
 USBはビッチ。いろんなものをくわえこみすぎだから。 \ ドッ /



 
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